マグニチュード9.0の巨大地震、隣県である山形県でも各地区の震度が発表されていますが、どういう訳か、周囲の市町村に比較して長井市の震度はワンランク下の数字となっていました。本震のみならず、その後の余震でも必ずと言ってよいほど、ワンランク下の震度です。
過去に県内に影響のあった巨大地震は、私の記憶するものでは、1964年の新潟地震で米坂線のレールが曲がって不通となり、飯豊町の学校グランドで地割れが発生、米沢市内で御墓の倒壊などがありました。1978年の宮城県沖地震では、ブロック塀の倒壊などが近隣市町村でありましたが、いずれの場合も、長井市では被害がほとんどありませんでした。
20年ほど前の事ですが、市内の有力企業の経営者の方が、「長井は、天変地異が少なく、気候風土も温厚で農作物が豊富で恵まれている。その長所を対外的に大きな声でPRすべきだ」と発言しておられました。確かに地震や台風などの被害は少ないのですが、ダムが出来る前には水害があり、毎年冬の雪害があるではないかと賛同していませんでした。しかし、ダムが出来てからの水害はほとんどなく、雪も除雪機械の発達で、交通の支障が出る事はほとんどありません。先人の教えを再考する時かも知れません。
e機楽ねっと
地震に強い? 長井市2011/04/26 16:28
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