わが国には、人生への戒めや、組織運営への戒めとなる諺が沢山ある。
今回の「地震・津波」に対して、「想定外」などと表現されているが、正に人間としての「驕り」というべきか。
戦後日本では、信仰の自由と称して子供が生まれてお宮参り(神道)、年末のクリスマス(キリスト教)、葬儀は大多数がお寺(仏教)と、御都合主義とでもいうべきか、精神的規範となる宗教は無くなっている。
しかし、戦前までの日本には、天災が多く、四季の明確な自然を敬い、八百万の神として祭って来ていた歴史を持っている。「気を抜かず、そして驕らずに向き合っていれば、自然は無慈悲な振舞いに及ぶ事はない」という教えも残っている。
原発事故の長時間の電源喪失はありえないなどという言葉は、正に気を抜いたものであり、人間の驕りと言っても過言ではない。
会社でも、「労災事故が無くて安全だ」、「不良品が出ずに高品質だ」などと、驕り、慢心しているととんでもない事故や、クレームが発生する危険性が増加する。御用心・御用心!
e機楽ねっと
驕らずに謙虚に2011/06/23 14:22
|
このWebサイトは全国中小企業団体中央会の助成を受けてリニューアルしました。[全国中小企業団体中央会 山形県中小企業団体中央会]